ウクライナ戦争でもトランプは停戦に失敗し、ほぼ放置状態でした。その間、イランとの戦争に集中し、中々降伏しないイランに焦りを覚え(中間選挙までに戦争を終わらせたいため)、今回、イランにある程度譲歩しイランにとって悪くない条件で和平合意を成立させたような気がしてなりません。
或いはノーベル平和賞をもらうために?
根本的な問題の解決なしに表面的な和平合意をしたような気がします。このような中途半端な和平合意では中東の火だねは消えません。特にイスラムテロ組織が解体されたわけではありません。そのまま生き残っています。
一時的には平和に見える中東ですが、その間、イランが支援するヒズボラなどのイスラムテロ組織がイスラエルに対する次のテロ攻撃や戦いの準備をするのでしょう。しかもイスラエルからそれほど離れていないところに巨大な地下軍事施設まで建設していたのですから。。。ここからイスラエルを攻撃するつもりです。
和平合意でイランに対する制裁が解除されたならイランに資金が入り、その資金がテロ組織に流れ、イスラエルを破壊するための兵器を蓄積するのではないでしょうか。
この和平合意は偽善的に見えるのですが。。。中東に真の平和が訪れないと世界はよくなりません。
エゼキエル書には、イスラエルが平和な時に北の勢力が襲ってくると書かれてありますが、今回、イラン vs イスラエル戦争が終わったのではなく本格的なイスラエル破壊戦争の準備段階のような気がして不気味です。
もちろんイスラエルはトランプの和平合意を非難しています。そして多くのイスラエル国民もこの和平合意は大惨事をもたらすか、イランの殺人政権に命綱を投げる酷い取り決めだと非難しているそうです。トランプはウクライナに対してもそうでしたが、イスラエルを無視して和平合意を成立させてしまいました。この和平合意は、しばらくすると元の木阿弥になるのではないでしょうか。そうならないことを祈るばかりですが。。。

 

Peace Deal Reached But Israel Just Discovered What Hezbollah Was Really Planning 

(概要)
6月15日付け

イランとの和平合意が成立したということですが、それと並行してイスラエルはヒズボラが実際に何を計画していたかを突き止めました。


ニュース画像 

米国とイランの和平合意が成立しました。

詳細はまだ見えていませんが、多くの課題がまだ未解決のままです。
レバノンのヒズボラの活動に関してどのような約束がなされたかはまだ完全には明らかになっていませんが、イスラエル北部国境での停戦或いは緊張緩和の取り決めはより広範なパッケージの一部であると考えるのが妥当です。

この取り決めは重大な突破口であるとして世界中の多くの人々に称賛されています。数カ月間にわたる緊張の高まりと地域戦争の拡大が懸念される中で、平和に向けた一歩は歓迎されるべきニュースです。そして、そうあるべきです。

この地域(イスラエル、レバノンそして地域全体)の全ての人々が絶え間ないロケット、ミサイル、戦争の脅威に晒されずに生きる権利が与えられるべきです。

しかし、和平合意によって一夜で見出しが変わることがあっても、長年の軍事的準備を自動的に取り除くというわけではありません。

この現実こそが、多くのイスラエル人が依然として警戒している理由です。

南部レバノンのIDFイスラエル防衛軍がつい最近発見したことは、ヒズボラがもたらす脅威が外交上の署名だけで都合よく消えてなくならないという深刻さを実感させます。

IDFが発見したことは、単に村に隠されていた別の武器貯蔵庫ではなかったのです。
IDFは、イスラエルのメトゥラの町から6キロ以内のところにある南部レバノンのビューフォート山稜の地下深くに造られた地下軍事複合施設を発見しました。

その施設の規模は、経験豊富な軍事オブザーバーらを驚嘆させるほどでした。

これは仮説の地下壕でははなく地下の軍事都市なのです。

トンネル・ネットワークには数百人もの戦闘員らを収容できる居住区、電気系統、水道インフラ、厨房、シャワー、トイレ、医療施設、対戦車ミサイルの備蓄、発射台、防御陣地が含まれていると報告されています。

この複合施設の一角には手術室もあるとのことです。

この施設は長期的な軍事作戦を目的として建設されたことを示唆しています。

最も重要なことは、この施設が北部イスラエルへの軍事侵攻をサポートするという特定の目的で設計されたという点です。

それはレバノンの村を守るために建設されたインフラではなく、攻撃を持続させるためのインフラでした。

長年にわたり、イスラエルの諜報当局は、ヒズボラが独自の10月7日テロ攻撃を準備していると警告してきました。
世界の注目がガザのハマスに集中している間、ヒズボラがイスラエルの北部国境沿いではるかに大規模な軍事施設を密かに建設しているという懸念が常にありました。

ヒズボラはハマスとは異なり、はるかに大規模なロケット兵器を保有、より高性能で先進的な武器体系を保有、戦闘で鍛えられた戦闘員を備えており、イランから直接支援を受けています。

もしヒズボラが越境を越えた組織的な攻撃を行いながら、数千発のロケットをイスラエルに向けて発射したなら、イスラエルは歴上最大級の安全保障上の危機に直面するでしょう。

メトゥラ近郊で発見されたトンネルの都市は、これらの警告の多くが正しいことを証明しています。

また、このような軍事施設が発見されたことでイスラエルは、将来の平和への約束と引き換えにヒズボラが軍事増強を行うことを考えなければなりません。

イスラエルの視点から見ると、ヒズボラはイランとは関係のない問題ではありません。

ヒズボラはイランにとって最も価値ある戦略的資産の一つです。

数十年にわたり、テヘランはヒズボラに数十億ドルを注ぎ込み、武器移転、資金提供、訓練、情報提供、軍事プランニングを支援してきました。

イスラエル当局によると、トンネル内の複合施設はイランによって計画、資金提供、指導されました。

新たに発表された和平合意を踏まえると、この事実は難しい問題を生み出しています。

イランは何年も費やしてイスラエルを攻撃するための軍事インフラを構築してきましたが、その野望が根本的に変わったという証拠はどこにあるのでしょうか?

和平合意は敵対行為を減らすことができます。

彼らは境界線を設けることができます。

彼らは一時的に休憩する時間を作り出すことができます。

しかし、和平合意は政府や武装組織の意図を即座に一変させるわけではありません。

特に停戦が軍の再軍備や再編成の機会となってきた地域ではなおさらです。

多くのイスラエル人は南部レバノンの地下軍事複合施設(地下都市)を見て、一つの結論を導き出しています。
それは文書に署名されたからといって脅威が消えたわけではないということです。

それは単に露呈されただけです。

この発見から得られる最大の教訓は、平穏にみえる時期に最大の危険が待ち受けているということです。

この地下軍事複合施設は週末に建設されたのではありません。

プランニング、掘削、資金調達、エンジニアリング、物流支援に何年もかかりました。

その作業の多くは国境が比較的静かな時期に行われました。

つまり、多くの人が平和だと思われていた時期に次の戦争が準備されていたのです。

そのため、エルサレムでは新たに発表された和平合意について多くの外国政府とは異なる見方をすると思われます。

世界の指導者らは平和を認識するかもしれません。

しかし多くのイスラエル人は戦争の一時停止と認識しています。

それは歓迎されるべき戦争の一時停止かもしれません。ただし一時的です。

南部レバノンの地下から浮かび上がる映像は、誰も見ていない間にヒズボラが何を準備していたかを曝しています。それらはイランの資金が何を作り出したのかを明らかにしています。
そして、そのことで多くのイスラエル人は文書の署名が数十年にもわたる軍事計画を元へ戻す可能性があると懐疑的です。

誰もがこの合意の成功を望んでいます。

誰もが平和が根付くよう祈るべきです。

しかし、真の平和には停戦や外交儀礼以上のものが必要です。

信頼が必要です。

国境から4マイル以内のところに地下軍事施設があることが発見されたのですから、多くのイスラエル人にとって信頼することは難しいです。

今日は銃声は静かかもしれません。

ミサイルは発射台に置いたままになる可能性があります。

トンネル建設者らは掘削をやめたかもしれません。

しかし、南部レバノンの地下で発見した軍事施設は、この和平合意だけでは答えられない問いを投げかけています。

ヒズボラはその計画を放棄したのか、それとも単に別の日まで延期したのでしょうか?