イギリスのコールマン博士が欧米の家畜の惨状を伝えています。
 日本の畜産農家は家畜に対して欧米の畜産農家のような扱い方はしないと思っています。少なくとも衛生的な場所で適切に飼育し、共食いとなるような家畜の肉を与えたり家畜の排泄物を与えるようなことは絶対にしないでしょう。ただし遺伝子組み換えのトウモロコシや輸入飼料を与えており100%安全とは言えませんが。国産の牛肉が海外で人気なのは美味しいからですが、畜牛を大切に育てているからでしょう。
日本でも狭い場所で鶏を飼育している場合が殆んどと思いますが、欧米のように鶏に死んだ鶏の肉を与えたりするでしょうか。そんないい加減な方法で飼育しているとは思えません。ただし、抗生物質やホルモン注射は日本でも頻繁に行っている可能性がありますから残念です。そうしないとリーズナブルな価格で消費者に提供できないのはわかっていますが・・・
以下の記事を読んで、商品としか見られていない家畜(鶏も)が可哀そうになりました。家畜も人間と同じように感情があります。好き嫌いもあるでしょう。食べたくないまずい餌を与えられ、仕方なくそれを食べ続け、危険な薬剤投与で無理やり太らされ、病気になったまま、最後には屠畜場に送り込まれ肉になり、ケースに入ったきれいな食肉としてスーパーに並びます。
こんな残酷な短い一生を家畜に与えている農家は幸せなのでしょうか。最後には肉にされるなら、それまでは少なくとも愛情をもって健康的な餌を与えて飼育してもらいたいものです。何でも利益重視の世の中で、一番犠牲になるのがこれらの生き物と弱い立場の人々です。
このような状況を知ると特に外国産の肉は食べたくなくなります。虐待されながら飼育され、苦痛の中で生きていた牛、豚、鶏の肉を喜んで食べる気がしなくなります。
ただ、家畜が可哀そうと言っていられる場合ではなくなってきています。
一般の人々も政府に家畜のように扱われるようになりましたから。

Why Farm Animals Are So Unhealthy - The Expose
(概要)
5月25日付け

なぜ家畜はそれほど不健康なのか。

By Rhoda Wilson 

 

家畜は、高い飼育密度、運動不足そして欠乏食により病気になりやすいと、バーノン・コールマン博士が伝えています。

家畜に与えられる餌の殆どが自然食ではありません。 例えば、動物の排泄物を草食動物に与えています。そして筋肉の成長を促すために抗生物質が与えられています。そしてこのこと自体が家畜を病気にしているのです。

By Dr. Vernon Coleman

 

複数の理由から、家畜は野生の動物よりも病気になる可能性が高くなります。

まず、家畜は高い飼育密度の中で飼育されがちですから、例えば、寄生虫がたやすく且つ即座に広がるため風土病化します。

次に、農場で飼育されている動物は運動する機会を十分に与えられていない可能性があります。 屋内で飼育されている動物の多くが太陽の光に当たることも新鮮な空気を吸うことも許されていません。
家畜は、干ばつや飢餓など最悪の事態を免れるかもしれませんが、彼らのライフスタイルは全く健康的とは言えません。必然的にこれらの動物が飼われている環境は心理的な問題も生み出しています。

さらに、家畜は様々な野生の食物を食べることができません。
農家が家畜に与える餌は、元来家畜が正常に生きるために食べている食物とは関係ありません。
例えば、農家はしばしば動物の排泄物を草食動物に与えています。
米国では、鶏の排泄物が直接牛に与えられています(タンパク質を補うため。 )。
そしてフランス政府は、人間の生活排水を違法にフランスの牛に与えていることを認めました。
イギリスの農家は、他の牛の脳や脊髄をすりつぶしたものを自分たちの牛に日常的に与えていました(これが悲惨な狂牛病を発生させた原因です。 )。 彼らは、草食反芻動物(牛)が肉を食べず、共食いをしないという事実を無視しました。
家畜は利益のために飼育されており、一般的に家畜の健康については、農家が家畜を食料供給網に加えられなくなり採算性がとれなくなる場合のみ関心事となるという避けられない事実があります。

確かに農家は、彼らの家畜を食料供給網に加えることが制限される場合、病気を隠蔽したくなるかもしれません。特別な薬を必要とする家畜は、安全上の理由から食料供給網から除外される場合があります。ただし、健康的な家畜も日常的に様々な処方薬が投与されています。
例えば、健康的な家畜は病気の動物よりもはるかに多くの抗生物質が投与されています。抗生物質は筋肉の成長を促します。筋肉が多いということは肉が多いことであり、利益が増えることを意味します。

野生或いは部分的に野生の環境の中で生きている鶏は、森の中で小さな群れを作っており、林床を引っ掻き回しながら、ミミズ、昆虫、新鮮な植物をつついて食べます。
これらの鶏は埃と太陽を利用して羽を鮮やかに保ち、雨が降ると水浴びをします。夜になると、鶏は捕食者から身を守るために木の上をねぐらにします(鶏の爪は眠っている間でも枝にしっかり捕まっています。)。


これが鶏の健康的なライフスタイルです。

しかし、近代的な養鶏場では、殆どの場合、鶏はこのような状態で飼われていません。
養鶏場の経営者は選択的に繁殖させることで成長を早めています。彼らはこの20年で鶏の成長速度を2倍に加速させました。そして鶏の心臓や循環系が対処できる前に筋肉が成長します。その結果、鶏は常に病気になっています。このような鶏の骨は太り過ぎた体を支えることができず骨折してしまいます。

鶏のケージに自動的に供給する餌と水の供給システムに達することができない鶏は喉の渇きと飢餓で死んでしまいます。
イギリスのブロイラー(若鳥)の80%が骨折し、毎日17,000羽が心不全で死んでいます。養鶏場の経営者は、この程度の死亡率はコスト的に許容できると考えています。
鶏に与えられる餌は可能な限り安価な配合の基本的な食材だけが含まれています。
(人気の餌は死んだ鶏を挽いたものです。たぶん、彼らは大量の鶏の死骸を何とかしなければならないからでしょう。)
彼らは鶏の健康を維持する試みとして定期的に抗生物質を投与しています(この習慣が抗生物質耐性生物を生み出す主な原因になっていることを養鶏場の経営者は知っています。)。
そして彼らは鶏を静かにさせるために薄暗い場所に入れておきます。このような鶏は高熱に苦しんでおり(特に暑い時期に)、自分自身の排泄物(酸性であるため足が水膨れになってしまう。)を踏み続けています。そして、鶏が吸っている空気は臭いがきつく、バクテリアや埃まみれです。
イギリスのブロイラーの半数がカンピロバクター属菌に感染していると考えられるのは当然です。そのためそれらを食べた消費者は、神経学的問題、関節炎、頭痛、腰痛、発熱を引き起こす可能性があります。

鶏は他の家畜と同様に自由が全く与えられず、自分で治療する機会も与えられていません。