以下は10年前の記事ですが、この記事からも、昔からロシアでは正統派ユダヤ教のハバッドルヴィッチが幅を利かせ、ロシア政府と癒着し、政治に大きな影響を与えていることがわかります。
プーチン独裁政権がこれほど長く続いているのもプーチンが彼らと深い繋がりがあるユダヤ人だからでしょう。
面白いことにトランプもプーチンもハバッド・ルバビッチと深い繋がりがあります(トランプはプーチンと同じようにKGBともつながりがあるようです。)。そして両者は政治的にも裏でつながっています。
ハバッド・ルバビッチは福音派ユダヤ教だそうですが、米国でトランプを最も支持している団体がキリスト教の福音派と言われていますから、福音派の繋がりも面白いです。
それにイスラム大国のイランにはイスラエルに次ぐ中東最大のユダヤ人コミュニティがあるそうです。古代ペルシャからローマにペルシャ人(現イラン人)が大量に移民しましたが、彼らもユダヤ教徒だったのでしょうか??
日本の親露派のネット民は、常にウクライナやゼレンスキーはユダヤだから悪という意図的な反ユダヤ主義の情報操作にやられてしまい、プーチンやトランプはユダヤ人ではないから善と勘違いしていますが、プーチンもトランプも隠れユダヤ教徒です。モスクワとニューヨークこそが、ユダヤ教(特にハバッド・ルバビッチ)の世界最大の活動拠点です。

The Secret Behind Putin’s Love For Chabad - Chabadinfo.com
 (概要)
10年前の記事です。

プーチンのハバッドへの愛の秘密



「プーチンのラビ(宗教指導者)」と呼ばれているラーザール氏は、ロシア政府が指定した監督委員会の会議室にプーチンと共に座っています。そのような名誉を与えられたラーザール氏は、 ロシア大統領をユダヤ教徒の友人として公の場で称賛し、ロシアは「ユダヤ教徒にとってヨーロッパで最も安全な場所の一つ」であると断言しました。

By Boruch Shubert 


歴史的には、自分たちの宗教に順守したいと考えるユダヤ教徒にとって、ロシアは最も居心地の良い場所とは考えられておらず、ロシアでは明らかにロシア正教会が最も支配的な宗教であるかのように伝えられています。しかし、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアで正統派ユダヤ教を強固にしようとしているハバッド・ルバヴィッチ派の指導者たちと驚くほど親しく付き合っています。
 

ラビのベレル・ラーザール氏(ルバヴィッチ派のレべ(世襲的ラビ)のメナケム・メンデル・シュネールソン氏の狂信的な信奉者)は、現在(2015年当時)、ロシアのチーフラビを務めています。
ラーザール氏は、ユダヤ人コミュニティ連盟(ロシアで最も重要なユダヤ人組織)のリーダーであり、公共イベントでは頻繁にプーチンのすぐそばにいます。
ラーザール氏は、 「プーチンのラビ」と呼ばれ、政府の監督委員会に出席しています。

プーチン政権下のロシアは、ラビのラーザール氏率いるユダヤ人コミュニティ連盟の重要なパトロンであり、数十ものシナゴーグの修復とロシア全土にユダヤ人コミュニティセンターを建設するための資金を提供してきました。また、ユダヤ人コミュニティ連盟は、2012年にモスクワにオープンしたユダヤ博物館の建設にも政府資金を獲得しています。


ハバッド・ルバヴィッチはロシアのユダヤ教徒の生活の中で支配的な勢力となっています。
「ロシアのシナゴーグの80%がハバッドのラビで占められています。しかしシナゴーグに来る人々の多くがユダヤ教について学びたいと思っている若者たちです。」とラビのアレクサンダー・ボロダ氏(ユダヤ人コミュニティ連盟の広報官)が説明しました。
ボロダ氏は、ユダヤ人コミュニティ連盟とクレムリンが密接な関係にあるのは不適切であるという考えを否定し「チーフ・ラビはユダヤの伝統の代表であり、これはロシアの伝統でもあり、米国とは違います。」と説明しました。

ロシアでハバッドがこれほど幅を利かすようになったのは、影響力のある支援者たちの助けがあったからでもあります。ウズベキスタンとイスラエルの億万長者でダイヤモンド王のレフ・レビエフ氏は、ロシアのユダヤ人コミュニティ連盟の初期の強力な支援者でした。
ロマン・アブラモビッチ氏(億万長者の投資家、知事、チェルシー・サッカーチームのオーナー)もこの連盟の支援者であり、マリーナ・ロッシャ・シナゴーグの建設のために500万ドルを寄付しています。

デンバー大学のユダヤ史の教授のデビッド・シュニーア氏は、「ハバッドは、政治のリーダーシップとの関係を育む運動であり、ユダヤ人がどこにいても居を構える広範な戦略の一部として役立っている。」と主張しています。


殆どのロシア系ユダヤ人は正統派の慣行を実行していませんが、正統派ハバッドがロシア系ユダヤ人の生活の主な要因になったのは驚くべきことではないとシュニーア氏が言っています。
「ハバッドは福音派ユダヤ教です。彼らは、あらゆるレベルの人々にユダヤ教を教えます。人々がろうそくを灯したいなら、ろうそくの火の灯し方を教えます。彼らがコーシャを守りたいなら、コーシャを守る方法を教えます。ハバッドのイベントに参加する人々の95%が宗教を厳守していないことを彼らは知っています。しかし、彼らの狙いは、特定のユダヤ教をできるだけ多くのユダヤ人に教えることです。」

ユダヤ人コミュニティ連盟のボロダ氏によると、彼らのアプローチが具体的な結果をもたらしました。
「多くの人がシナゴーグに行き始めました。ユダヤ人の生活の中にルネッサンスが起きています。」と彼は熱く語りました。

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参考記事:
トランプとプーチンを礼賛するオルタナティブメディアも操られているので信用するな | 低脳劣等民族日本人に告ぐ 2
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ロシアのユダヤ教の歴史(ウィキ)の概説:
ロシアおよび歴史的に関連する地域におけるユダヤ人の歴史は少なくとも1500年にさかのぼります。この国のユダヤ人は歴史的に大規模な宗教的なディアスポラを形成しており、ロシア帝国の広大な領土は常に世界最大のユダヤ人集団を抱えていました。これらの地域では、さまざまな地域からのアシュケナジムのユダヤ人コミュニティが最初に繁栄し、現代のユダヤ教の多くの独特な神学的および文化的伝統を発展させてきました。同時に、差別的な反ユダヤ主義的な政策や迫害の時期に直面してきました。ロシアのユダヤ人の中で最大のグループはアシュケナジムですが、このコミュニティには他の多くのユダヤ人ディアスポラグループも含まれており、それには山岳ユダヤ人、セファルディム(イベリア系の祖先を持つユダヤ人)、クリミアのカライ派、クリムチャク、ブハラおよびジョージアのユダヤ人が含まれます。