つい先日、米国のタッカー・カールソン(不人気ですが)がロシアに行きプーチンにインタビューをしましたが、私はこのようなロシアと親ロシア側のプロパガンダ劇場に全く興味がないため、無視していましたが、日本のYoutubeには、カールソンとプーチンのインタビューについて大々的に取り上げ好意的に見ているロシア擁護派の動画が多くUPされ、あまりのプーチン推しに不気味さを感じました。
ここで、このインタビューが意味するものやプーチンについて真っ当で現実的な意見をご紹介させていただきます。まさにその通りです。
このように延々とロシアのプロパガンダが押し進められており、多くの人々が騙されています。

My Opinion of Tucker Carlson’s Interview with Vladimir Putin – James Japan (jamesjpn.net)
(一部)
2月10日付け
 

(この記事の著者のジェームズ・ジャパン氏は1994年~1997年までロシアのノヴォシビルスク、サンクトペテルブルク、ルムマンスクに住み、多くのロシア人や旧ソ連の国々の人々と会い、ロシアやロシア人に関する様々なことを学びました。)

  

途中から:
タッカー・カールソンがわざわざ(ロシアに)出向いてプーチンに彼のプロパガンダを広める機会を与えたことに驚いています。

プーチン( KGBの元長官)が何を語ろうとも、彼の言葉を信用すべきではありません。

私はグアムに5年間住んでいた時に多くのロシア人と会いましたが、彼らはみなプーチンを嫌っていました。彼らはみなプーチンを犯罪者と呼びました。そして、彼らはみな、ロシアに侵攻されたウクライナの抵抗を支持しています。私はそれが事実であることを知っています。グアムのロシア人の中には、プーチン政府による訴追から逃げてきた人もいます。

 

プーチンは犯罪者だけでなく自国民を殺害しています。1999年にモスクワで起きたアパートの爆破事件は、プーチンを大統領に就任させるための偽旗作戦でした。
エリツィンは、プーチンが
エリツィンの家族(ロシア政府から何十億もだまし取った。)を起訴しないことを条件にプーチンを後継者に任命しました。(プーチンはそれを約束しました。)ロシアの指導者はみな腐敗しています。
タッカー・カールソンがプーチンを信用するなんて信じられません。


プーチンは侵略者です。彼はウクライナに侵攻しました。彼の侵略を正当化するのは大きな妄想です。プーチンの行動が正当化されると考える人たちは、この戦争で亡くなった人たちの墓(ウクライナ人とロシア人の墓)に唾を吐きかけているようなものです。

キエフ出身のリディア(サンクトペテルブルクとムルマンスクで私の伝道パートナーだった。)は、ロシアやウクライナに行ったことがない米国人よりもロシアの状況を良く知っていると思いませんか。


以下は彼女から私に届いた手紙です。

「ロシアのプロパガンダがいかに強力で効果的かを親戚や知人から聞いて知っています。何人かの友人が私と敵対するようになってしまいました。なぜなら彼らは当時者らが伝える内容よりも(ロシアの)報道を信じてしまったからです。
実際は、ドンバスの人々はウクライナ全土を自由に移動でき、ロシア語を話し、ウクライナの社会的給付を受けることもできます。ウクライナでは誰も言葉でも行動でも彼らを攻撃していませんでした。
あなたは賢い人ですが、ロシアのプロパガンダの一部に騙されているように思えます。
プーチンは嘘つきです。そして、彼は他の国々を攻撃する時も同じような告発を行っています。あなたはそのことを知っていたかもしれませんが。

2013年に何が起きていたのかについてあなたが投稿した動画ですが、その前後については正確ではありません。それは真実ではありません。この事に関して、ロシア人やどの人に対してもロシアは同じ歪んだ嘘を伝え続けているのです。

もしロシアの権力者が誰か(ウクライナ東部のロシア人など)の権利が侵害されていることを懸念するなら、なぜ彼らは民事的な方法でそれを解決させることができないのでしょうか。証拠を収集し国際裁判所に訴えるとか。

ウクライナの独立をプーチンは嫌がっており、この非人道的な戦争を始める前に彼が行ったスピーチからもそのメッセージを受け取ることができます。あなたは何をもってロシアがウクライナの産科病院と孤児院を爆撃し銃撃したことを正当化できますか。

なぜ、今、人々は難民になって命がけで故郷から逃げなければならないのでしょうか。
毎日、都市や町が爆撃されています。キーウでは毎日何かが破壊されています。私は朝のニュースをチェックし、破壊されたのが私たちのアパートの建物かもしれないのではないかと心配しています。
両親、妹、そして愛する人たちが無事であることを祈るばかりです。キーウでは60人以上の住民が殺され、そのうちの4人は子供でした。

ウクライナでは、国籍の異なる人々が平和に暮らしており、私たちはどの国の領土も欲しくありません。
私たちはただ、平和に暮らし、誰からも指図されることなく、自分の進むべき道を自分で選びたいのです。

悲しいことに、殆どのロシア人が、自分たちはウクライナ人や他のどの国よりも優れていると考えています。

感情的になりすぎていたら申し訳ありません。ただ私の考えを言葉にするのは難しいです。
私はあなたの気分を害したくありません。そしてあながが正しい結論に到達することを願っています。」

リディアは、私がFacebookに投稿した内容から、私がプーチンのウクライナ侵攻を支持していると勘違いしたようです。私は彼女にそうではないことをはっきりと返信しました。 

あなたはタック・カールソンとウラジーミル・プーチンのインタビュー・ビデオを視聴しましたか。そうなら、プーチンが言ったこととリディアが言ったことが一致していると思いますか。
一致していませんね。私はリディアを信用しています。彼女は娘のダイアナと共に生きるためにキーウからフランスに逃れました。今はフランスに住んでいます。

(悪者の)バイデンがロシアの侵略に抵抗しているウクライナを支持しているからといって、(ウクライナが悪で)プーチンがホワイトハットであるということにはなりません。
我々は外観で人を判断すべきではありません。
私はバイデンや彼の政策の殆どを支持しませんが、プーチンの行いを正当化することもできません。この状況は殆どの人が考えているよりも深く複雑と思います。


中略

私のロシアの友人のアレックスは、ロシア正教会はプーチンのウクライナ侵攻を全面的に支持していると言っています。ウクライナ西部では、カトリック教会の方がロシア正教会よりも強いと言われています。
ウクライナ戦争は、実際は
イエズス会とバチカンによるロシア破壊計画なのでしょうか。西欧はバチカンに支配されており、これまでバチカンはナポレオンとヒトラーを使ってロシアを征服しようとしましたが、2度とも失敗したと思います。

他の人々は、プーチンがウクライナ戦争に勝利すると言っていますが、私はそうは思えません。

たとえ彼がキーウを占領したとしても、それはナチスがパリを占領した時と同じようになるでしょう。
フランスの地下抵抗運動がヒトラー・サイドにとって苦痛の種だったように、ウクライナの地下抵抗運動がプーチンにとっての苦痛の種になると思います。

 

歴史的に見ても、ウクライナ人がロシア人を嫌う理由は、1932年~1933年にウクライナで収穫された農産品の全てがロシアに出荷されてしまったため、何百万人ものウクライナ人が餓死したという歴史があるからです。

プーチンについてやロシアのウクライナ侵攻に関する私の見解を巡って、多くの友人が私から離れました。プーチンは、米国の保守派が何を好んでいるか、何を聞きたがっているかを知っており、彼らが望む内容の情報を流しているのです。
そして、プーチンの唯一の趣味はカネと権力です。
彼はロシア国民の幸福のために大統領をやっているのではありません。

・・・・

以下のビデオでは、今回のタッカー・カールソンのプーチンへのインタビューに対して米国で活動していた元KGBスパイが厳しい指摘をしています。

(ビデオは元記事からご覧ください。)

(概要)

ニュースキャスター:
タッカー・カールソンのインタビューで、ロシアのプーチン大統領は、「米国に対してウクライナへの軍事支援を止め、戦争を終わらせるための交渉の準備をすべきだ。ウクライナは米国に従属している。」と述べました。
またプーチンは「米国の指導部は、2020年のウクライナ侵攻に対してロシアは正当な理由があることを認めている。」と主張しました。
そして、タッカー・カールソンによるプーチンへのインタビューに対して、米国で活動していた元KGBスパイのジャック・バースキー氏(Jack Barsky)が(以下のビデオで)反論しました。
バースキー氏は米国で10年間、KGBスパイとして活動していましたが、死を偽装してKGBから抜け出しました。また彼は著書「The Deep Undercover」の著者でもあります。彼はクレムリンの内部構造を知っています。
プーチン大統領はいまだにウクライナへの侵略を決定したことは正しかったというナラティブ(言説)を続けていますが、プーチンはこのインタビューでこれまでの彼のナラティブをどこまで宣伝できたのでしょうか。

バースキー氏:
それはどの視聴者が観ているかによっても異なります。
国内の視聴者に対してはホームラン級だったでしょう。なぜなら、プーチンは米国で最も有名なジャーナリストと話しているのですから。
私(KGB時代に)は彼を所有していた立場にありました。私は彼を学校に連れて行きました。
米国の視聴者にとって、言わせてもらば、2時間も続くこのようなくだらないインタビューを視聴するのは苦痛だっただろうと理解します。
このインタビューは根本的にプーチンのレクチャーの場を提供しました。プーチンはタッカー・カールソンをうまく扱いました。カールソンは全く準備ができていませんでした。

ニュースキャスター:
カールソンは正規のジャーナリストではなく単なるコメンテーターですから、プーチンに対して挑戦的な態度でプレッシャーをかけながら質問をすることができません。
プーチンは「米国がこの戦争を本当に終わらせたいなら、ウクライナへの武器供与を止める必要がある。そうすれば数週間以内に戦争は終わるだろう。その後、いくつかの条件に合意できるだろう。」と主張し、米国がウクライナへの支援を止めれば戦争は終わると示唆しました。
プーチンのこのような発言に対してあなたはどのように考えますか。
またこの戦争を終わらせるための米国の役割についてどのように考えますか。
米国が抱える問題はそれだけではなく、国境の取り決めもできず、ウクライナへの支援やイスラエルの支援の問題も抱えています。このような状況下で米国がウクライナへ支援することをどのように考えますか。
プーチンは米国がウクライナへの支援を止めればこの戦争は終わると言っているますが。。。

バースキー氏:
これに関して答えるには45分間の番組の中で30分間費やす必要があります(笑)。私は米国の内政に全く干渉したくありません。
インタビュー中のカールソンの態度は中学生のようでした。しかし、一つだけ彼が知っておくべき事がありました。
それはプーチンは嘘つきであるということです。なぜならプーチンは2014年にウクライナのナチスによってこの紛争が始められたと言っていましたが、これは全くの嘘です。
2014年に、ウクライナ国会の決定(EU寄りの政策)を支持すると表明し(東部の)国民が暴動を起したのです。そしてその後、プーチンはクリミアを侵略しました。この行為は大惨事でした。
これにより他の問題(東部の問題)を議論することもできなくなりました。プーチンは、クリミア侵略で事態をあまりにも複雑にしてしまったからです。
米国内でも問題があり、私とは考えが違う意見が両政党の中にあります。私は政治コメンテーターではありませんが。

キャスター:
プーチンは、米国がウクライナへの資金援助を止めれば戦争は終わると言ったり、この戦争をポーランドへ拡大する意図はないと言っていますが、ロシアのスパイだったあなたはどう思いますか。米国が手を引いたらどうなりますか。

バースキー氏:
興味深いことにプーチンは彼の最終目標が何なのかについて全く伝えません。
私がテーブルの反対側にいる人物と戦争を終わらせるための合意をする場合、相手も私もうまく芝居をすることができますが、プーチンは信じられないほど巧みに相手を操れることができます。
ロシアがポーランドやバルト三国に攻め入ることに関して、プーチンは自滅的ではありませんが、彼はこのようなことを脅し文句に使います。彼の内閣の誰かが核兵器を使用する選択肢について言及していましたが、プーチンはこのような脅し文句でこの戦争をうまく操っています。
しかし結論として、彼がこの戦争を終わらせるために何を望んでいるのがかわかりません。
私はウクライナの気の毒な人々とロシアの人々に思いを寄せます。

キャスター:
この戦争は3年目に入ります。ロシアで約1年間拘束されている米国のジャーナリストのイヴァン・ゲルシュコビッチの釈放をカールソンが強く求めた時、プーチンは「我々は寛大に多くの善意のジェスチャーを行ってきましたが、その手を使いつくしました。我々は彼と同じような方法で我々に報復をする人物を見たことがありません。しかし理論的には我々はその可能性を排除しません。」と答えました。
彼が釈放される望みはありますか。ウクライナで続いている戦争を考慮すれば、寛大や善意という言葉は通常は使わないと思いますが。

バースキー氏:
カールソンは、このインタビューでゲルシュコビッチを釈放させる機会を作ったジャーナリストとしてヒーローになりたいだけです。しかしプーチンの答えはいつもの変わりばえのしないものでした。
プーチンが示したことは、「そうですね、お互いに話し合いましょう。FSB(KGBの後続機関)とCIAが連絡を取り合います。ロシアがこの人物を釈放すれば、米国も誰かを釈放する必要があります。」などと答えを濁すだけで、プーチンからは何の解決策も示されませんでした。
プーチンはカールソンのインタビューに対して、根本的に何も直接的に答えませんでした。

キャスター:
プーチンは、米国で拘束されているロシアの死の商人と言われている(危険な)男と、ロシアで拘束されている米国のバスケットボールの選手のブリトニー・グライナーを交換条件にしています。このような交換条件は平等とは思えません。
彼:現在のロシアの諜報機関はKGBと同じことを強引に押し進めています。