ウクライナ侵略戦争がまだ続いている中で、ロシアとイスラエルの国交樹立75周年を記念した写真展がモスクワで開催されていますが、両国の親密さがうかがえます。
写真の説明からもロシアとイスラエルの関係は1991年から非常に良い状態が続いていることがわかります。
過去にこのブログでご紹介した記事に、ロシアがウクライナに侵攻した理由の一つとして、イスラエルのシオニストらは自国民(アシュケナージ・ユダヤ人)をウクライナに移住させたいためにロシアにウクライナを攻撃させ、ウクライナ人(スラブ人)をウクライナから追い出し国土を更地にしてもらいたいというようなことが書かれていましたが、ロシアとイスラエルの親密な関係を考えるとこのような理由もあるかも・・と思います。プーチンもユダヤ系ロシア人ですし、イスラエルの政界にはロシアからイスラエルに移住したユダヤ人の政党があるようですからロシアとイスラエルの関係が良好なのは当たり前かもしれません。
それにしても、ずっと感じていますが、一番気の毒なのはウクライナ人ですね。ウクライナの生活インフラも学校も病院も商業施設も自分の家まで破壊され他国に避難を余儀なくされていますから。これを日本に当てはめると(例えば、中国やロシアが日本に侵攻した場合)、どの隣国に避難すればよいのでしょうか。そのような状況に日本人は耐えられるのでしょうか。
早くウクライナ戦争が終わることを願うばかりですが、ロシアにプーチン以上に恐ろしいリーダーが出現するのを阻止するためにはロシアはいくつかの独立国に分断されるべきと思いますし、中国がロシアを乗っ取る前に中国が潰れ、次いでに米国も一旦は破綻して左翼の州と保守の州で其々まとまり2つの共和国が誕生すると面白いと思っています。

 Photo exhibition dedicated to the 75th anniversary of diplomatic relations between Russia and Israel opened near the TASS building - Forum | Fitzpatrick Informer (fitzinfo.net) 
(一部)
※写真は上記URLの元記事からご覧ください。



ロシアとイスラエルの国交樹立75周年を記念した写真展がのタス通信(
ロシア国営通信社)の本社ビル前で開催されました。
展示された写真の中にはウラジミール・プーチン大統領とイスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相が 2018年に赤の広場で行われた不滅の連隊記念集会(the Immortal Regiment memorial rally)に参加した際に撮影されたものが含まれています。
2023年5月24日付けのタス通信の記事から:
水曜日からロシアとイスラエルの国交樹立75周年を記念した写真展がモスクワのタス通信の本社ビルの前で開催されています。
タス通信のフォトジャーナリストが撮影した写真も含まれる写真博覧会は、ロシアの駐イスラエル大使
Alexander Ben Zvi)、中東とアフリカ担当ロシア大統領特別代表、外務副大臣(Mikhail Bogdanov)、タス通信局長(Sergei Mikhailov)、タス通信第一副事務局長(Mikhail Gusman)によって開催されました。
タス通信局長は、ロシアとイスラエルの関係は常に注目の中心にあったことを強調しながら、「テルアビブにあるタス通信のイスラエル支局(1991年6月26日からイスラエルの放送を開始)は、30年以上にわたり継続的にイスラエルに関する報道を行ってきた。タス通信のフォトバンク(写真整理アプリ)には、さまざまな分野における両国間の連携を証明する歴史的及び現代的な写真が多く含まれており、そのうちの一部が本日の展示会に展示されている。」と来賓らに説明しました。
写真展覧会には、第4回モスクワ国際映画祭でソ連の宇宙飛行士アンドリアン・グリゴリビッチ・ニコラエフとイスラエルの映画俳優やディレクターが並んで撮られている写真、ユダヤ教の祝日にシナゴーグで行われた礼拝式の写真そしてモスクワで開催されたイスラエル94と呼ばれる全国貿易産業展示会の写真などが展示されています。
さらに、この展覧会には、ロシア連邦のヴィクトル・チェルノムイルジン首相(ソビエト連邦及びロシア連邦の政治家。ボリス・エリツィン政権にて初代ロシア連邦首相、1998年に設立したガスプロムの初代社長)とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相による両国間の関税協定の調印式、2016年に行われたキリル1世 (モスクワ総主教)とイスラエルのルーベン・リブリン大統領との会談、1872年にトムスクのユダヤ人コミュニティのために建設された木製のシナゴーグの譲渡式に出席したロシアのチーフ・ラビ(ユダヤ教指導者の代表)のベルル・ラザール氏などの写真が展示されています。
さらに、展示されている写真には、2018年に赤の広場で行われた不滅の連隊記念集会に参加したロシアのウラジーミル・プーチン大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の写真や、独ソ戦争のレニングラード包囲戦で犠牲になった住民や防衛軍を追悼するろうそく記念碑が2020年にエルサレムのサケル公園に設置された時の写真などがあります。
ソ連とイスラエルの国交は1948年5月に確立されました。
しかし1967年の第三次中東戦争で6月に両国の国交が断絶し、1987年に領事館を通じて国交が回復しました。そして1991年10月18日に両国の国交が完全に回復しました。

※ソ連とイスラエルの関係について:15297_本文.indb (jst.go.jp)
イスラエルの政界にもソ連系移民(ソ連のユダヤ人)の政党が存在します。

Source: https://tass.ru/obschestvo/17833573