ご存じの通り、世界は大まかに言って地政学的に2つに分かれています。
BRICSグループ(共産主義独裁、専制政治)と西側諸国(リベラル左翼でSDGs、グリーン政策を強力推進)です。ロシアはDSと戦っている唯一の国などという作り話は既に破綻しています。
どちら側も人類奴隷化の金融・社会システムの構築を目指しているのは同じですが、アプローチ的には若干異なります。
しかし、両側が目指しているCBCD中央銀行デジタル通貨について、個人的には完全デジタル化までは行かないのではと思っています。その前に失敗するのではないかと期待しています。
現在、両側がCBCDの本格導入に向けて取り組んでいる中で先を行っているのがBRICS諸国です。BRICSはどの国も国民に政策を強引に押し付けるような政府が統治していますから、CBCDも進めやすいのでしょう。特に中国では簡単でしょう。
インドは軍事に関しては西側諸国の側につき、通貨に関しては中露側についています。うまくやっています。どちら側につこうともインドの勝手ですが、デジタル通貨で得をするのは支配層だけです。私たち一般庶民はデジタル通貨で得られる利益は何もありませんね。CBCDが導入されると社会信用スコア+マイナンバーカードで全てが管理・監視されるようになります。これを成功させないよう意識の上でも抵抗しなければなりませんね。

BRICS Nations Are Accelerating Their Push For Central Bank Digital Currencies – winepressnews.com
(概要)
2月8日付け

中央銀行デジタル通貨の競争が激化しています。

 BRICSの代表が発表 フォーラムの今後の拡大について - 2022年7月 ...


支配権と同盟を強化するために結束したBRICS諸国は、世界に多大な脅威を与えており、世界支配における大きなパワーシフトを突き付けています。

 

次の5カ国が新たにBRICSに加わることを検討しています。
アルゼンチン、イラン、サウジアラビア、エジプト、トルコ。
特にロシアとインドは、CBCDの導入に関して西側諸国よりも先を行っています。

Trends Journalによると、ロシアは今年中に正式なCBDCを発表し2024年には広く実装する予定です。


「このような動きは支払い手数料を負担する必要がなくなる小売業者に多くの収益をもたらす一方で、ロシアの金融業は年間で7億(ルーブルなのか$なのかわかりません。)を失うだろう。」と
専門家らは予測しています。

また、デジタル・ルーブルでは銀行に預けている現金のように利息を稼ぐことができないため、消費者は痛手を受けるだろうと主張する専門家もいます。つまり、デジタル・ルーブルを保有している人々は、DeFi分散型金融オプションによっては、利息を稼ぎたくてもそれに合ったデジタル・ルーブルがないためうまく稼ぐことができなくなると示唆しています。

デジタル・ルーブルは中国との決済に使用されると推測されています。この結果、米国や同盟国による対ロ制裁が台無しになってしまいます。

参考: ロシアはバイヤーを黙らせ天然ガスの支払いをルーブルで行うよう強制します。ヨーロッパは燃料の配給を開始します。


2週間前にWinePressは、ロシアとイラン(BRICSに加わる態度をとっている国)が共同で共有のステーブルコイン
大きな価格変動を起こさない仮想通貨(暗号資産)の総称)の開発に取り組んでいると報じました。

さらに、インドは、試験段階ですが商品の支払いにデジタル・ルピーを実験的に使用することを可能にする独自のCBDCを実装することを目指しています。


Coindeskによると、「インドの小売店にデジタル通貨の導入を促す歴史的なイニシアチブは、インドの消費者に選択権を与えるという弊社の戦力的ビジョンに合致しています。」とReliance Retailの代表取締役のスブラマニアム氏がコメントしたとCoindeskが報じました。
興味深いことに、インドと中国には、世界中の分散型暗号通貨を規制する最も厳しい法律があります。

最近、ニルマラ・シタラマン財務相はCNBC(米テレビ局)のインタビューで「暗号通貨用に世界的な規制基準を設けることを要請しました。規制は一国だけで決めることはできず、テクノロジーは国境を超えるため共同で行わなければなりません。そして留意する点として、最近、ブラジルは、BRICSに加わることを計画しているアルゼンチンとCBDCの開発に取り組んでいることを明らかにしました。」と語りました。

 

Trends Journalは次のように書いています:
「BRICS諸国は、西側諸国よりも早い段階でCBDCを実装させることで西側諸国に暗号通貨に関する
中国とインドのルールを受け入れさせるつもりだろうか。」

参考:FRBは複数の主要銀行と12週間のCBDCの実験計画を開始

  

筆者のコメント: 

以前、私が示唆した通り、2023年はCBDCの年になります。彼らはデジタル通貨を義務付けることはしないが、実際にそれらを導入し、使用を拡大させ、プロパガンダを押し進め、大いに奨励するでしょう。
しかしあなた方はデジタル通貨に抵抗しなければなりません。なぜなら、ロストワールドがそれを受け入れるからといってもあなた方がそれらを受け入れる必要はないからです。彼らと戦ってください。そして周囲の人々に警告してください。それらが実装されてしまえば、我々の自由は完全になくなります。
これは大変なことですが、それでもあなた方は抵抗し猛攻撃に耐えなければなりません。