政府が企業に融資するということは政府がその企業を所有(支配)するということになるでしょう。
その結果、企業は国有企業と同じ事であり社会主義で経済が成り立っているということになります。
結局アメリカの経済は隠れ社会主義体制下で運営されているということです。これではうまくいくはずがありません。社会主義体制下では何もうまくいきません。日本も政府の補助金を当てにしている企業が多いようですが、政府に頼りすぎると自立できなくなってしまいます。
日本も隠れ社会主義が健在ではないでしょうか。ただ、日本の場合は政府機関にお金が流れる率が非常に多いと思いますが。。。
特別会計の殆どが政府機関や政府を支配している権力者、金融マフィアに流れているのでしょうから。。。

http://www.thedailysheeple.com/stealth-socialism-follow-the-money_102017
(概要)
10月30日付け

money

「私が君に資金を与えたなら、それは君を所有することになるよ。」I fund you, I own you.”

「まさか。」
「じゃあ資金の流れを止めたらどうなるか君は見たいかい?」
「いや」
「私の言いたいことを分ってくれたようだ。じゃあ問題ないな。」


従来の社会主義とは、政府が生産手段(企業)を所有することです。政府がビジネスも企業も全て所有するということです。政府は何を生産しどのように分配し誰が利益を得るか誰が我慢をするかまで決定します。従来の社会主義の定義では、どれが国有企業でどれが民間企業かがすぐに分るようになっています。

しかし現在アメリカで実践されている社会主義では、政府が企業に資金を与えることで政府が経済の支配権を拡大しています。政府は企業を国有化する必要はありません。政府は企業と契約を交わし企業に資金を提供するだけで企業を実質的に所有していることになるのですから。企業が生産するものは政府の資金が元になっています。ですから、政府の資金なしでは生産できず、政府が実質的に企業を所有することになります。政府の融資がなくなれば企業は大きなトラブルを抱えることになります。


このような社会主義では政府は生産手段の隠れ所有者ということになります。
2014年に米政府の予算は3.5兆ドルでした。この3.5兆ドルを使って政府は何をしたのでしょうか。もちろんその一部をこっそりと自分たちのポケットに入れていますが。。

政府は3.5兆ドルの大部分を民間企業と政府機関にばらまいています。

政府はお金を使うことで頭がいっぱいです。そして予算は4840憶ドルもの赤字となりました。2014年のGDPは17兆ドルでした。そして政府の累積債務もまた17兆ドルでした。実際の債務はこの額よりもはるかに多いのですが。。。
米政府は民間企業や自分たちのためにナイアガラの滝のように無限にお金を使っています。

このようなやり方で政府はアメリカの主要経済を運営しています。これこそが隠れ社会主義なのです。


もし政府が企業に資金を与えるのをやめたらどうなるのでしょうか。
カール・マルクスはこのような形の社会主義についてケチをつけたことでしょう。しかしマルクスも結局は政府の意図と実際的結果を理解したことでしょう。

政府は国民に納税させ、集めた税金で多くの企業を融資します。それなら悪くはないと思うでしょう。
もちろん、ずいぶん前から大金持ちは非営利団体を創設し納税者の血税を着服していました。
ロックフェラー、カーネギーそして他の大金持ちは競争の原理をなくした社会主義体制を拡大したいのです。

アメリカや他国の社会主義がどのように機能しているかを知らない人はよく観察していない人です。
政府から企業に巨額の資金が流れればそれは民間企業ではなく政府系企業(国有企業)ということです。これがディープステートの主なやり方の一つなのです。