ドイツ銀行の破たんはもはや避けられない状態となっていますが(あとは時間の問題)、月曜日に、ひょっとしたら、どこかの銀行がドイツ銀行を買収するなどのニュースが報道されるのかもしれません。メディアは、ドイツ銀行が破たんしたとは伝えずにドイツ銀行が買収されるとだけ報道するつもりなのかも?
ただ、デリバティブに深く足を突っ込んだドイツ銀行ばかりが悪者扱いされていますが、アメリカのゴールドマンサックス、JPモルガン、シティ銀行、他も同様に世界的な詐欺組織です。イギリスのバークレーもHSBCも。。。中国の銀行も。。。同様に詐欺集団です。ドイツ銀行だけを悪者にして、他行は責任逃れをする魂胆でしょうかね。

それと、IMFは中国元をSDRに加えてしまいましたが、これが米ドルの崩壊につながるのでしょうか?米ドル崩壊のニュースはまだありませんが。。。

http://beforeitsnews.com/eu/2016/09/crash2-this-isnt-just-one-silly-deutsche-bank-its-the-catalyst-for-a-2612553.html
(概要)
9月30日付け

第2の金融崩壊:バカなドイツ銀行だけではありません。世界中に影響が起こります。

mesnip
ドイツの金融危機はコメルツ銀行にまで及んでおり、イタリアの銀行やアメリカの銀行にも影響を及ぼすことになるでしょう。
今や、スペインも政治的に不安定であり、中国の負債はコントロールできなくなっており、日本経済は行き詰まり状態であり、ニューヨーク取引所のVIXインデックスはかつてないほど大幅に急落しています。
このようないくつもの兆候が金融危機をもたらし、金融崩壊が起こります。我々は第4のフェーズに入っています。つまり思い上がった投資家らの怠慢によりお金が作られるという時期なのです。


中国経済が徐々に崩壊している中で、本日、中国元が通貨のエリート・クラブに参加しました(中国の通貨人民元は1日から、ドル、ユーロ、円、ポンドと並ぶ国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)構成通貨となる。)。しかしそれでも中国の負債危機が悪化しているのを隠しきれません。

中略


10月2日、日曜日にハンガリーでは、EU設定の難民受け入れ枠の是非についての国民投票が行われます。どの世論調査でも、国民の殆どがNOと答えています。
今回は、EUの東欧諸国の1つのハンガリーも、EU本部からの絶対的命令を拒否することになります。そしてハンガリーの周辺国もハンガリーと同じ反応を示すでしょう。
メルケルが熱烈推進したEUの移民政策はめちゃくちゃな状態になっています。しかも、ハンガリーとポーランドはユーロを購入するのを断固拒否しています。
現在、ドイツの金融システムとイタリアの金融システムの危機、そしてスペインの政治的危機が同時進行しています。


今朝、ロンドン金融街では、ドイツ銀行の株価が10ポンド以下まで暴落しました。昨日は7%も暴落したのです。
ヘッジファンドはビスマルク戦艦(第二次世界大戦中のドイツ海軍最大・最新鋭の戦艦)から離れていっていますので、リーマン・ショックの再来が近いでしょう。リーマンがそうであったように、月曜日がバンクホリデーとなっている週末は、銀行が週明けに生きているか死んでいるかの分かれ目となります。
ヨーロッパ標準時の正午にドイツ銀行の株価がさらに4.4%下落しました。コメルツ銀行の株価も同様に今朝の時点で6%も下落しており、非常に危険な状態です。

コメルツ銀行の経営者らはこの事実を否定せず、リストラにより即座に人員削減を行う予定であると発表しました。
今朝、ブリュッセルでは、ホワイトナイト(企業が敵対的なM&Aを仕掛けられた時に、敵対企業より望ましい別の企業や業者に買収を打診したり、買収阻止を依頼するが、この友好的企業をホワイト・ナイト(白馬に乗った騎士)と呼ぶ。)の銀行(1行)がドイツ銀行の買収に向けて調整をしており、その背後に欧州中央銀行のドラギ総裁がいるとの噂が流れました。この情報についての確認はとれていません。
このやり方は、イタリアの銀行を生き残らせる最善の方法であるとも言われています。


イタリアのレンツィ首相がイタリア経済に手が付けられない中、イタリアでは(少なくとも3行の)大手銀行が非常に危険な状態であり、これらの銀行の幹部らは、ジェイミー・デイモン氏の救済プラン(JPモルガンの膨大なバランスシートを利用)を公然と支持しています。
昨年7月、JPモルガンはモンテパスキ銀行の救済策(イタリアの政府高官との協議後に250億ユーロの不良債権を売り払うことになった。)を指揮しました。また、イタリア最大のウニクレーディト・イタリアーノ銀行を救済するためにも、債権者らは少なくとも80億ドルもの資金を集めました。


しかしモンテパスキ銀行の株主らはこの救済策に(株価が暴落することを恐れて)猛反対をしました。
今、再び振り出しに戻ってしまったようです


2015年12月の選挙以降、スペインはイタリアと全く同じ状態です。選挙ではリアーノ・ラホイ・ブレイ率いる右派のトロイカパペットが多くの議席を獲得しましたが絶対多数ではありません。その後、

連立に失敗したことで、7月に再び選挙が行われました。しかし選挙後も再び暗礁に乗り上げました。

中略

さらに、一部地方(カタルーニャ)の独立の動きも反EUに拍車をかけています。


EUもユーロも自らが問題をかき乱しているのです。アメリカの銀行もこれに関与している可能性があります。
ユーロ圏の経済はドラギのQE政策に反応していません。今では中国の経済が悪化していることを隠しきれなくなっています。つまり、2013年から私が訴えてきた通り、現在の世界の株価はめちゃくちゃに高すぎ!ということです。QEやゼロ金利政策の乱用と同様に、株価もつり上げられてきたのです。
日銀の目に余る愚かな政策(マイナス金利)により、日本は次にどこへ向かえばよいのかもわからなくなっています。


トム・マックレメンが提示した今朝のチャートです。変動率の市場予測は不吉さを隠せません。

vix30916

VIXインデックスは、美化された賭博用スロットマシンですから、投機家らは将来の変動率を予想して賭けることができます。しかしVIXとS&P500の実績を比較すると、2012年と2013年では、予想変動率が大きかっため、株価も同じように変動しました。今年になって、FXのBullsはVIXが大きくなっている事実を無視し続けています。



以下省略