金曜日夕方(日本時間、土曜日午前2時ころ)に、イタリアで金融恐慌が起こる恐れがあります。なぜなら、以前からも報道されていましたが、イタリアの大手銀行(モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行)がいよいよ破たんする恐れがあるからです。この銀行を救うには50億ドルが必要だとか。。。ただ、このような資金を民間から調達するのは難しいようです。イタリア政府にはお金がありませんし。。。
専門的な内容ですので、うまく訳せない部分もありますが。。。イタリアの大手銀行が破たんすると、ドイツ銀行、クレディスイスも破たんの恐れがあります。
イタリアでは既に数週間前から預金者らがATMから預金を引き出しています。
イタリアの人々はイタリアの銀行が危ないことを以前から分かっており、その準備をしているもようです。
ヨーロッパの大手銀行が破たんするとアメリカでも連鎖破たんが起きるのでしょうか。そして日本はどうなるのでしょう。

http://beforeitsnews.com/events/2016/07/breaking-24-hours-til-bank-crisis-2434723.html
(ビデオ)
7月28日付け

Urgent: 24 Hours Til Bank Crisis


(概要)
24時間以内にイタリアで金融恐慌が勃発する恐れがあります。
イタリアの3大銀行の1つのモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行が深刻な経営難に陥っており、24時間以内に海外からの投資資金を確保しないと破綻します。このような大手銀行が破綻すれば他の銀行もドミノ式に破綻してしまいます。
2008年の金融危機以降、この銀行が資金を調達してきたのは一般投資家たちからです。その中に年金受給者も含まれます。そして銀行の経営を改善させるために、投資家らに金融債を売りつけてきました。
過去2年間で彼らは80億ドルの資金を調達しました。しかしこの銀行の株価が暴落しており、その全てが消滅してしまったのです。
2014年の株価は11ドルでしたが、今は、たった29セントです。
2日前にお伝えした通り、この銀行は最後の手段として取り付け騒ぎを阻止しようとしています。
しかし一般投資家や預金者による取り付け騒ぎが起こるのは確実です。また、この銀行のストレステストも不合格となるのは確実です。
イタリア政府は破綻間近のこの銀行を国営化せずに救済するために、新たに50億ドルの資金を調達するなど民間ベイルアウトを行おうとしています。今や、この銀行の市場資本は8000万ドルまで萎んでしまいました。
イタリア政府がやろうとしている民間ベイルアウトとは、法廷外で解決する方法です。
彼らはこの銀行の株主を騙そうとしています。新たな投資家は、この銀行の株を現在の株価の4割から6割程度で購入することになります。そうなると既存の株主(年金受給者を含む)は大きな損失を被ることになります。

この銀行を支えてきたモルガン・スタンレー、イタリアのユニクレジット、その他がこの銀行による50億ドルの支援要請を拒否したため、イタリア政府が実行しようとしている民間ベイルアウトはとん挫しそうです。
金曜日(ロンドン時間)の夕方、ヨーロッパの銀行のストレステストの結果が明らかになりますが、金曜日の夕方までに50億ドルの資金を調達できなければ、資金が不十分であるとしてテストは不合格となるだけでなく、この銀行は破綻します。
この銀行の行方を固唾をのんで注目しているのが、シティ・グループ、ドイツ銀行、クレディスイスです。
ヨーロッパの銀行はみな繋がっていますから、この銀行が破綻するとドイツ銀行とクレディスイスも同様に破綻することになるでしょう。

以下省略