今回の山登りもハプニングがありました。昨夜の帰宅時間は夜中でした。午前中は片づけや洗濯におわれ。。。登山日記が遅れました。

今日は、4月22日~23日までの登山日記を書かせて頂きます。明日、24日に何があったのかを書かせて頂きますのでよろしくお願いします。

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4月22日(金)~24日(日)にかけて、屋久島へ!


屋久島では、百名山で九州最高峰の宮之浦岳(1936m)に登り、縄文杉を観て、白谷雲水狭を歩いてきました。


(概略)

22日は、飛行機を乗り継ぎ羽田→鹿児島→屋久島へ。その後、屋久島空港からは、バスを乗り継ぎ安房(合庁前)→紀元杉まで行き、そこから徒歩で淀川登山口→淀川小屋(無人小屋)へ。この小屋で一泊。

23日は、淀川小屋→宮之浦岳→新高塚小屋(無人小屋)へ。この小屋で一泊。

24日は、新高塚小屋→高塚小屋→縄文杉→大株街道→楠川分かれ→楠川歩道→白谷雲水狭→屋久島空港→高速フェリー乗り場→高速フェリーで鹿児島へ→鹿児島空港→羽田です。この日は大きなハプニングがありました!


(登山道の淀川小屋~宮之浦岳~縄文杉~白谷雲水狭コースには大小のアップダウンがあります。)


4月22日(金)屋久島の天気は、うす晴れのち曇りのち霧。


屋久島空港には昼前に到着。

空港内のレストランで昼食。その後、バスを乗り継ぎ紀元杉まで行き、そこから徒歩で淀川登山口経由で淀川小屋まで行きました。
途中、何人かの登山者とすれ違いましたが、彼らは淀川登山口⇔宮之浦岳山頂を日帰りでやってしまったのです。
この日は雨も降らなかったようですので登山には最適だったと思います。


午後4時前に小屋に到着(小屋のトイレは携帯とぽっとんトイレ)。私たち以外に数人の登山者がこの小屋に宿泊しました。小さな小屋ですが2段になっており、私たちは片側の上段のスペースを全て使うことができました。
小屋の中はもちろん真っ暗ですから、ライトを装着しないと何も見えません。

小屋の入口には屋根付きの休憩場所があったため、そこで食事を作って食べました。水は、小屋の裏を流れる沢の水を利用します。
他の登山者とおしゃべりをしながら楽しく夕食を食べました。ここで出遭った登山者はみな私たちの同じコースをたどる計画でした。


午後6時には既に就寝中の人たちがいたため、私たちも静かに寝る準備をしました。

遠距離移動で疲れていたせいかすぐに寝入ってしまいました。この日は雨に降られずラッキーでした。


4月23日(土):屋久島の天気は、曇りのち断続的な雨のちスコール。雷も。


朝4時に起床。
この時、既に小屋を出発していた登山者もいました。

簡単な朝食を食べ、5時40分頃に小屋を出発。

辺りはまだ薄暗くライトを装着して歩いて行きました。本州とは違う雰囲気の登山道です。生命力あふれる南国の原生林に覆われており、私たちにもエネルギーを与えてくれているような感じがしました。


辺りが徐々に明るみ、東の空に真っ赤な朝陽が木々の間から顔をのぞかせていました。しかし。。。西の空に重たい雲が垂れ込めていたため、やがて雨に降られることを覚悟しました。


途中、何頭かのヤクシカに出遭いました。身体が小さくお尻が白い、とても可愛らしい鹿です。人間を全く恐れずのんびりと傍を歩いていきました。大雨の降る屋久島の森の中でどうやって雨をしのいでいるのやら。。。と勝手に心配しました。


登山道からは頂が特徴的な高盤岳が見えました。また、途中には小花之江河や花之江河と呼ばれるプチ湿原もありました。ちょろちょろ流れる湿原の水をペットボトルに入れて飲み水の代わりに。。。


8時15分に投石平に到着。この辺りから、霧から小雨に変わり、冷たい風が吹き抜ける場所もありましたので、どこかでカッパを着ようと思っていたところ。。。投石岩屋の中からひょっこりと前日に乗ったバスで一緒になり、淀川小屋ではテントを張っていた若い男性が出てきて。。ここで休めますよ、と教えてくれました。
この若い男性(Aさん)は私たちよりも大分早く小屋を出発していたのですが、大きなカメラを持って写真を撮りながら登っていましたので私たちに追いつかれてしまいました。私もバカチョンカメラで写真を撮りながら登ってきましたが、彼はテントの他にカメラの三脚も持ち歩いていたのです。

この辺から大きな石や岩の斜面が点在しはじめます。
宮之浦岳山頂周辺には角がRの岩の斜面や巨石が多いのが特徴ですね。ただ、屋久島の岩は表面がざらざらした軽石のような岩ですので雨にぬれてもそれほどすべりやすいということはありませんでした。もちろん、ロープの無いところは注意が必要ですが。


小屋を出発してから霧や小雨の中、3時間以上も登っているとだんだん疲れてきます。視界も悪く。。。遠くの景色が見えないので残念ですし。。。余計に距離が長く感じました。
すれ違った登山者に山頂はすぐそこですよ~と言われても。。。なかなか山頂が見えてこないのです。

ちょっとうんざりしたところで。。。やっと山頂に到着しました。山頂はもちろんガスっており周囲は何も見えせんでした。
私たち以外にも(Aさんを含め)数人の登山者が山頂に到着しました。ただ、まだ雨が降っていないだけマシでした。
山頂で昼食用のパンを食べると、すぐに新高塚小屋へ向けて下山開始しました。
ここからのルートも岩の斜面が点在しており、ロープが設置している場所が数か所ありました。雨が降っていたので用心しないと危険な場所もありました。
岩の斜面が終わると、再び原生林に覆われた登山道を歩くことに。。。そして、登山道両脇から鮮やかなオレンジ色の枝や幹が目に飛び込み、衝撃的でした。本当に珍しい木々がたくさん立ち並んでいました。まるで妖怪のよう。。。


下山中に、小雨から雨になり、雨から大雨になりかけたところで新高塚小屋に到着しました。午後1時10分でした。カッパを着ていても大雨ではびしょ濡れになってしまいます。

淀川小屋で一緒だった他の男性やAさんも到着していました。土曜日ですので小屋は込んでいるかと思ったのですが、まだガラガラでした。この小屋は最大60人収容できます。
そのため、一番よい場所(入口近くの上段)を確保することができました!

小屋に早くに到着していたシニアの男性Bさん(淀川小屋でも一緒でした。)は、まるでこの小屋の管理人さんかと思うくらい、色々と教えて下さいました。トイレ(携帯とバイオトイレ)はちょっと遠いのですが、新しくてきれいでした。水場はやはり沢から地面に流れ出ている水を使います。

後から到着した男性2人はこの先の高塚小屋まで行くことにしました。

私たちが小屋に到着して間もなく、雨が激しく降り始め。。。雷が鳴り響き。。。スコールになりました。

そのため、水場の水が泥で濁り始めました。仕方なく水を沸かして飲むことに。。。

その後、続々と登山者(団体も含め)が到着。大雨の中、宮之浦岳山頂からここまでのコースを下山するのは大変だったと思います。それでも皆さんが元気で明るく到着されていたのでホッとしました。

小屋では管理人さん代理のBさんがテキパキと寝場所の割り振りをしたり、アドバイスをしたり。。。非常になれている方だなあと思いました。このような方がいたお陰で小屋では何の混乱もありませんでした。
次々と登山者が到着してきたため、小屋が満杯になるかなあと思ったのですが。。。結局、この小屋にで宿泊する登山者は私たちも含め40人ほどでした。私たちはここでも小屋の上段の一等席を確保!ラッキー!

団体さんのガイドさんは登山客の食事用に大き目のナベでお湯を沸かしていましたので、小屋がとても温かくなりました。(ログハウスなので熱が外に逃げないため夜通し温かかったです。)


ただ、夜中までスコールが続いていたため、外のトイレに行くのが面倒でした。


既に夕方6時には就寝中の登山者もいましたが、7時くらいまで賑やかにおしゃべりをしていた団体さんもいました。早朝から、淀川登山口から宮之浦岳を上り、この小屋に辿りついたようには見えないほど元気な方(特に女性)が多かったです。


夜の9時半ころ、1人の女性が何回か咳をしたので目を覚ましトイレに行きましたが、その後、続々とトイレに行く人が出てきて。。。男性などはどしどし床を踏んで、バターンとドアを閉めたりして、そのたびに目を覚ます羽目になった人が増え。。。しばらくはトイレへ向かう人たちが後を絶たず。。。なかなか寝付けなかったのですが。。。その後、静まりかえりいつの間にか眠ってしまいました。


写真(22日~23日)は次ページにUPします。