昨日は、高尾山口→高尾山(599m)→小仏城山(670m)→小仏峠→景信山(727m)→小仏峠→(甲州道中~車道)→相模湖駅のハイキングコースを満喫しました。(今回は登山口までは電車を使いました。)

雪が降った翌日でしたのでちょっとした雪山登山の雰囲気を味わうことができました。
真冬だというのに高尾山口駅には多くの登山客が到着していました。きっと彼らも奥高尾の山歩きを楽しみに来たのだろうと思いました。

高尾山口を朝8時に出発。
今回は高尾山の6号路を登ってみましたが、やはり雪が積もっていました。ただ、朝日に当たっている部分は既に雪が解けて流れ小川のようになっていました。また、枝に付いた雪が解けて小雨のようにぽつぽつと降っていました。雪が降った後とは思えないほど、登っていると暑くて汗がにじみました。

山頂は真っ白な雪に覆われとてもきれいでした。空は真っ青。山頂から見える富士山も真っ白。
丹沢山塊には雪はそれほど積もっていませんでしたので、眺めはいまいちでした。

山頂では、野良猫が登山者から食べ物を貰おうと必死で愛嬌を振りまいていました。おにぎりを食べていた私たちのところにもやって来て食べ物をせがみました。
高尾山にも猫を捨てに来る人がいるのです。捨てられた猫たちは登山者や茶店の人から食べ物をもらいながら寒い冬でも何とか生き延びているようです。私も猫が食べれるようなスナックを猫に与えました。
が。。。近くで作業(修理)をやっていたシニアの男性に、あまり餌をやると猫が繁殖してしまうからやらないようにと言われました。えっ、おじさん、猫を飢え死にさせろとでも言うのですかい?と心の中で反論!
猫を捨てた人間が一番悪いのです。猫は生きていくために食べていかなければなりません。
猫には責任は全くありません。かわいそうに。。。と、たまたま隣にいた女性登山者とおしゃべりをしながら。。。
彼女がそっと猫に食べ物を与えたので、私も再び、そっと猫に食べ物を与えました。飢え死にさせないためにも。。。
そんなことをしているうちに20分が経ってしまい、高尾山の山頂を出発することにしました。
高尾山山頂から小仏城山山頂までのコースは一面真っ白な雪景色でした。この登山道は雪が全く解けておらずサクサクと雪を踏みしめながら雪山登山の雰囲気を味わいました。アイゼンは全く必要ありませんでした。登山靴で十分です。
特に、一丁平園地や展望デッキ辺りが最も雪が多かったように思われます。

小仏城山の山頂は広々としており、テーブルがたくさん置いてありました。茶店もオープンしていました。雪が降った翌日でも多くの登山者が訪れていました。春や秋になると、かなり混雑するのではないかと思います。
山頂からは、地平線上に立ち並ぶ都心のビル群が(遠くに)見えていました。ここからも東京の美しい夜景が見えそうです。それにしてもスカイツリーの高さが抜きんでおり、空に突き出ているような感じでした。
冬の山歩きはとにかくお腹がへるものです。ここでもまたスナックを食べ、10分ほど休憩をとった後、小仏城山を出発しました。
20分ほど下り小仏峠に到着。ここで男性が山地図を広げて販売していました。小仏峠の真下には中央道の小仏トンネルが走っています。また、ここは江戸時代に信州の大名が参勤交代で通った甲州道中の通過地点です。

ここから景信山の山頂までは急登が続きます。しかも南斜面の登山道は雪が解けてしまいぬかるんでぐちゃぐちゃでした。まるで田植えができるくらい。。。
登山靴を泥だらけにしながら登山道を登っていきました。景信山にも多くの登山者が訪れていました。
そして。。。景信山の山頂も広々としており、あちこちにテーブルが置かれていました。。。ここも春や秋は登山者で大混雑しするのだろうと思いました。
茶店では、なめこ入りのうどん、そば、ラーメン、なめこ汁、アルコール類などを販売していました。
山菜天ぷらは春(3月下旬)にならないと提供できないそうです。確か、ここの山菜天ぷらは有名だったのでは?

茶店でなめこ蕎麦を注文し、外のテーブルで食べました。なかなかの味でした。
茶店に犬(猟犬)が3匹到着しました。茶店を運営している方が飼っているようです。飼い主さんが犬を連れて荷物を背負って登ってきたのです
山頂で30分ほど休憩をとった後、犬たちに挨拶をした後、下山を開始しました。
景信山の泥斜面を下る時は注意が必要です。滑って転ぶと泥まみれになってしまいます。泥まみれの姿で電車に乗って帰るのは気が引けます。

小仏峠に到着後、相模湖駅を目指して東海道自然道(甲州道中を)南西方向に下って行きました。(その後、車道に沿って歩く。)
相模湖駅手前の道路を歩いていると、道路の反対側にあった大きな門構えの古い庄屋風の家が目に留まり、思わず道路を渡り門まで行ってみました。すると拝観料無料という表示が。。。
無料ですから、やはり入ってみることに。。。中にいた案内係の方の説明では、この建物は江戸時代に信州の3大名が参勤交代の時に使っていた宿で小原宿本陣と呼ばれるそうです。30年前まで農家と養蚕業を営んでいた清水家の住まいだったそうです。このような宿が今でも残っているとは驚きです。
大切に保存していただきたいものです。

こんなところで道草を食ったために、相模湖駅に到着した時、丁度立川行きの電車が出発したところでした。
次の電車は30分後。長い待ち時間をどうしようかと考えていたところ、今度は公衆トイレを出た時に山登りばかりしている男性に話しかけられ。。。おしゃべり好きな男性で山での体験をいろいろと話してくれました。待ち時間があっという間に過ぎました。

今回は冬の低山のハイキングを満喫しました。景信山以外の登山道は雪に覆われているところが多く、雪山登山の雰囲気を味わうことができました。休憩(合計1時間)を入れて6時間30分のハイキングコースを楽しむことができました。

(高尾山山頂→一丁平園地→一丁平展望デッキ→小仏城山山頂x2→相模湖を眺める→景信山山頂へ続く登山道x2→景信山山頂x2→なめこ蕎麦→小仏峠から下る→小原宿本陣 )
IMG_0024高尾山IMG_0027一丁平園地IMG_0029一丁平展望デッキIMG_0030小仏城山IMG_0032小仏城山IMG_0034相模湖IMG_0037景信山へIMG_0038景信山山頂へIMG_0041景信山山頂IMG_0043景信山山頂から見る東京IMG_0048なめこ蕎麦IMG_0051小仏峠からIMG_0057小原宿 相模原市