昨日と今日で、山梨と長野の山に登ってきました。
その1:
昨日は、真夏のような暑さの中、山梨県南アルプスの前衛、櫛形山(高さ2052m)に登りました。
櫛形山はアヤメ平と原生林が有名な山です。ただ、アヤメの季節には早過ぎたようです。
中央道を下り、南アルプス市の国道52号線沿いにある県民の森まで車を走らせ、事務所に立ち寄り、位置を確認してから、その先の見晴らし平まで車を走らせました。
見晴らし平に車を停め、北尾根の山道に入っていきました。北尾根を西に1時間半ほど登って行くと、突然視界が広がり、アヤメ平が見えてきます。今はまだ草しか生えていません。あと一か月ほどするとアヤメが一面に咲き誇るそうです。
アヤメ平では、山岳ガイドの男性と遭遇しました。櫛形山登山コースの下調べをしていたそうです。
アヤメ平から深い森林を登り続けると、ぽっこりお腹のような丸山が右手に見えました。せっかくなので、丸山に登り、そこで昼食をとりました。丸山の頂上には数人の登山者がににぎやかに雑談しながら昼食をとっていました。木々の間から、まだ雪が残る北岳(懐かしい!)が見えていました。
その後、再び、櫛形山の山頂へ続く山道に戻り、深い森林の山道を50分ほど登ると、こじんまりとした櫛形山の山頂に到着しました。私たち以外、だーれもいませんでした。山頂はちょっと恥ずかしげに佇んでいました。山頂の写真を撮るとすぐに下山開始しました。
出発してからアヤメ平までの北尾根は日差しもあり、暑くて体力を消耗してしまいましたが、森林地帯のなだらかな斜面を歩いているときは、風もあり涼しく感じられ森林に元気をもらいました。
山頂からの下山コースは、丸山の手前でショートカットの道を辿り、少し早めにアヤメ平に戻ってきました。その後、元の山道を下っていきました。
金曜日だったせいもあり、櫛形山に登る人はあまりいませんでした。ひと気もなく小鳥や虫の声だけが響く森林の中を歩くのも良いものです。櫛形山⇔見晴らし平まで往復で5時間(休憩も含む)の静かな山登りを満喫しました。
見晴らし平を出発した後、再び、県民の森に車を停め、トイレをお借りし、さて出発しようと思ったら。。。アヤメ平で出遭った山岳ガイドの男性と再会しました。私たちよりも先に下山されていました。その方は県民の森のガイド事務所で働いているそうです。登山客を櫛形山までガイドされているそうです。いつものことですが。。。その方とおしゃべりがはずみ、色々なことを教えて頂きました。殆どが山や登山者の話ですが。。。

ガイドの男性と別れた後、数十キロ、北へ走り、長野県富士見町の信州蔦木宿の道の駅に立ち寄りました。ここには温泉(露天風呂も含む)とお食事処がありますから、一か所でお風呂と食事を済ますことができる便利な道の駅です。しかも、食事は20時まで、温泉は22時まで営業しています。私たちも到着早々温泉に入って汗を流しました。露天風呂がとても気持ちよかったです!お食事処では簡単な食事ができます。私たちもそこで夕食を済ましました。
この道の駅は遅くまで営業しているということもあり、今回はテントを張らずに車のシートを後ろに倒して寝てみることにしました。すると。。。案外寝られるものです。(次回はテントにしますが。。)
道の駅の営業時間が終わっても駐車している車の台数は一向に減りません。皆さん、車泊しているのです。

この道の駅でも、すごい人に出合いました。
静岡のシニアの男性なのですが。。。軽自動車(横になって寝ることができる型)に乗り、一般道を通って、桜前線を北の端まで追いかけて行ったのだそうです。4月10日から自宅には戻っていません。もうそろそろ、自宅に帰ろうかと思っていたところ、奥さんに、旅行に出かけているからまだ帰宅しないで、と言われたそうです。仕方なく、もう2,3日、長野県を巡るそうです。
いや~~凄いですねえ。1ヶ月以上も車に乗って、桜前線を追いかけていったのですから。。。しかも全て道の駅で車泊です。これは非常に安上がりです。食事代、入浴代とガソリン代しかかかりませんから。
ということで、第一日目の登山は無事終了しました。
(北尾根コースを登る→アヤメ平→丸山→森林を歩く→櫛形山山頂→不思議な木の枝・・・枝から細い根っこのようなものが生えています。)

IMG_2677新緑の櫛形山コースIMG_2685アヤメ平IMG_2695裸山IMG_2697森林を進むIMG_2701櫛形山山頂IMG_2705不思議な枝