ウェストバージニアで水道水が汚染された問題で、被害に遭った住民は今でもトイレやシャワー以外は水道水を使えない状態です。それなのに、水道料金が跳ね上がっているそうです。アメリカでは水道(上下水)の供給が民営化されために、このような理不尽なことが起きているのです。もし水道料金を支払うのを拒否すると、直ちに水道が止められてしまうため、どのような請求書を受け取っても支払わなければならない状態です。会社は汚染された水道水を浄化しようとしていないようです。汚染された水道水をそのまま住民に使わせ住民には高額の水道料金を請求しています。全く、酷い話です。このようなことがまかり通るアメリカは本当におかしな国です。
今後は訴訟大国のアメリカですから、住民は川の水を汚染した会社や水道会社に多額の賠償金を請求するでしょう。
アメリカのポチの小泉元総理がアメリカを真似して色々なものを民営化しようとしましたが、このような新自由主義政策が上手く行きすぎていたなら。。。今頃は日本の水道も民営化されてしまったかもしれません。国民の生命に直接かかわるようなものまで民営化をしてしまい利益重視に走るような社会は残酷な結末になります。

http://thinkprogress.org/climate/2014/02/07/3267811/west-virginia-water-bills/
(概要)
2月7日付け:

Demonstrators hold signs Saturday, Jan. 18, 2014, at the state Capitol in Charleston, W.Va.
先月、ウェストバージニア州のエルク川に1万ガロンもの化学薬品(MCHM、その他)が流出したことで水道水が汚染されてから、多くの住民が水道水を利用できない状態です。しかし一部住民からの情報では、水道水が使えない状態でも、水道料金が請求され、しかも料金がかなり跳ね上がっているそうです。
ウェストバージニア州の住民は、トイレを流すときのみ汚染された水道水を使っています。
住民は水道会社から、トイレに使用する前に、25分間、流し続けるように言われました。つまり、最悪、500ガロンの水を使わなければなりません。そして水道会社は、金曜日に送付された請求書から、一世帯につき1000ガロンの水道料金を、小企業に対しては2000ガロンの水道料金を差し引くと約束しました。
しかし、ある住民が受け取った水道料金の請求書には使用していない分まで含まれていました。請求書には1月30日から、わずか6日間で600ガロンもの水道水を使ったことになっていました。しかし、この住民は1月30日からは水道水を一切、使っていません。料理にもトイレにも使っていません。シャワーも洗濯も食器洗いも週に2回にしました。水はどこからも漏れていません。さらに下水道の使用料もはね上がっています。
しかし、住民が水道料金を支払うのを拒否すると水道を止められてしまいます。水道料金に対して異議を申し立てるには住民一人ひとりがきちんと立証しなければなりません。
市民活動家によると、住民らに送付された水道料金の請求書から約束された料金が差し引かれた実例は全くないとのことです。しかもこの活動家組織が受け取った請求書には1月の水道使用量が2800ガロンと書かれていましたが、昨年の1月の使用量はわずか1700ガロンだったのです。つまり、彼らはトイレを使う度に2度流していたことになります。それでも昨年の1月の使用量を上回っています。しかも今回は水道水が汚染されてから、水道水を一切使っていなかったのです。それでもこのように高額な料金を請求されるのは考えられないことです。
水道会社は彼らが2800ガロンもの水道水を使ったことを証明することなどできません。
市民活動家らは土曜日に水道会社に対して抗議デモを行います。さらに彼らは水道水の汚染によって経済的な被害を受けたとして関して賠償金を請求しました。