<インドの農民の間で自殺者が絶えません。>
(情報元)http://uk.news.yahoo.com/wave-suicides-among-indian-farmers-060910878.html
インドの農民の自殺率が増え続けており、インドの安定と今後の経済発展が危ぶまれています。農民たちは、インドの農業危機に対する政府の政策を非難し、緊急対策の実施を要求しています。過去16年間で、25万人以上の農民が自殺をしていますが、これは史上最大の割合となっています。
中央インド、マハラシュトラ州の運動家ティワリ氏によると、綿農家が特に被害を受けているそうです。彼等の多くは、2,3年前に今までの作物の代わりに綿のような換金作物に変えたばかりなのです。彼等は大借金をして、雑種種子を購入したのですが、このような種子の多くは、インドの過酷で不安定な気候には向いていません。彼等は、大借金をして、このような新種の種子や化学肥料を買わされたのです。問題は、それらの種子が育つには大量の水が必要なのですが、インドでは水が足りていません。そして不作であっても、借金返済は行わなければなりません。その結果、彼等は絶望し、自殺してしまいます。
こんなにも自殺者が発生することは、農村部全体の危機を示しています。インドは世界で最も経済成長率が高い国の一つです。しかし、インドのルートは農村部にあり、それらの多くが見放されている状況です。経済成長への憧れにより、必要最低限の生活から抜け出したい気持ちはあるのでしょうが、それはまた、致命的な結果にもつながります。
ヴァンダラさんは、夫が農薬を飲んで自殺をしたため、今は一人で子供たちを育てています。他の多くの農民と同じように、ヴァンダラさんの夫は、収穫高を上げられるからという理由で、無理やり遺伝子組み換え種子を買わされました。彼の農地は乾いた地域にあるにも関わらず、このような種子は大量の雨が必要だということを教えてくれる人はいませんでした。ヴァンダラさんは、「これは政府の責任であり、また、生活の改善を求める貧しい農村部の人々を食い物にする大企業(農業法人)の責任です。私の夫はいつも気持ちが張りつめていました。彼は、農薬と化学肥料を買うために多額の借金をしましたが、今では私がその借金を返済しなければなりません。この地域では借金の返済が行き詰まり、自殺に追い込まれることがしばしばあります。このような政策を推し進めた担当者全員が悪いのです。」と言っています。
今ではインドの農村部全域が絶望的な状況となっています。畑は今や、窓=放棄地?がびっしり並んでいます。この状況はインドの経済発展の陰にあるもう一つの姿を浮き彫りにしていると活動家は言っています。急成長の報道ばかりがある中で、国民の殆どがいまだに貧しく、腐敗した政治家達の利権のためだけに、彼等は見捨てられています。
自殺率が危険水域に達しました。インドの人口の60%以上が農村部でやっと生活をしている状態です。しかし、好き勝手に活動できるグローバリズムと国民を助けようとしない政府の下で農村部の農民階級は苦境にされされています。急激なインフレの影響やセーフティーネットがないために、結局は、多くの場合に必死で新しい生活にチャレンジするしか道は残されていないのです。今では農民の自殺は30分に1度起きています。補助金や農業教育プログラムなど政府の直接援助がなければ、この状況は悪化するだけであると活動家は言っています。

