きっと、このようなウイルスも人工的に作られたものなのでしょうね。数週間目に、フロリダ州で遺伝子組み換え蚊が大量に撒かれたという情報をご紹介しましたが、まさか、遺伝子組み換え蚊とは、ウェストナイルウィルス感染蚊ではないでしょうね!アメリカの人々も災害ばかりが起きており本当に大変ですね。
<ウェストナイルウイルス感染者の56%が神経が破壊され最悪、死に至ると言われます。>
ウェストナイルウイルスを運ぶ蚊
米疾病管理センターは、死に至る危険性のあるウェストナイルウイルスに感染した患者が1000人以上となったことを確認し、これ以上の感染を防ぐための対応に追われています。
アメリカの47州で、人、鳥、蚊などにウェストナイルウイルスの感染が見つかったと報告されました。これまで1118人にウイルスが感染者し、その内の41人が死に至りました。 また、629人(56%)が、髄膜炎や脳炎などの神経侵襲性の病気にかかり、489人(44%)はそれ以外の症状が出ているとのことです。警告すべきことは、ウェストナイルウイルスは感染力が非常に強く、脳障害や死に至る危険性のある神経侵襲性の疾患が出ているということです。通常、ウェストナイルウイルスに感染すると、150人の患者に1人の割合で重症化するのですが、今回の場合は、半数以上の患者が重症化しています。そのために、当局は病気の感染を防ぐために町中に殺虫剤を散布しているのです。
歴史的に見ても、これまでの感染割合に比べ、3倍の速さで感染者が増え続けています。つまり、今回のウイルスはこれまでのものよりも感染力が非常に強いということです。
ウェストナイルウイルスを予防するワクチンも、退治する薬もありません。このウイルスに感染すると、非常に重度の症状が現れます。神経侵襲性の疾患がある56%の患者は、命を落とす危険性もあり、脳炎、髄膜炎、麻痺症などの衰弱状態となるケースもあります。
鳥は、病原菌の天然宝庫ですが、蚊は感染した鳥の血を吸うことにより感染し、感染した蚊が人の血を吸うことで、人へと感染します。また、動物の血を吸うことで動物にも感染します。また、感染した血液に触れることで感染する場合もあります。輸血、内臓の移植、妊娠により感染する場合もあります。
ウェストナイル病の症状:
・発熱・・38度
・頭痛
・背骨の痛み
・筋肉の痛み
・喉の痛み
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・リンパ腺の腫れ
・胸やお腹の後ろの発疹
これらの症状は、感染後、約3日から15日で現れます。重症の神経侵襲性疾患では、上記の症状のほかに以下の症状が見られます。
・目の痛み
・見当識障害
・ふるえ
・引き付け、発作、痙攣
・知覚麻痺、意識不明
・筋衰弱
ウェストナイルウィルスの治療法は特になく、抗生物質も効きません。軽症の場合は、通常、数日から数週間で治ります。また、完治後の後遺症も殆どありません。重症の場合は、病気が治っても、脳障害が残る可能性があり、また、最悪の場合は、髄膜炎菌敗血症を併発して手足を失い、死亡するケースがあります。